天国の脚本家〜袖振り合うも多少の宴〜 冴嶋コーキ

ストーリー

人生とは「筋書きのあるドラマ」である

不慮の事故で突然命を失った森一平(柏木佑介)。
両親を早くに交通事故で失った森家・四兄妹の長男として親代わりをどうにか務めあげ、一家を支えてきた一平にとって、世界一大切な末妹・四つ葉(新垣里沙)の結婚式を一週間後にひかえた悲劇であった。
人間の一生をシナリオで綴る「天国の脚本家」のひとりである冴嶋コーキ(井深克彦)は、一平にその運命を告げる。
当然納得はいかないが、次第に自分の運命を受け入れようとする一平。しかし、事態は思わぬ展開へ。四つ葉の「決められた命日」が本人の結婚式当日に迫っていたのだ。
運命に抗い、四つ葉の人生シナリオを冴嶋に書き換えさせようとする一平。
一方、天国の脚本部部長・三途川渡(萩野崇)は、売出中の天国の脚本家・タラ(村上幸平)&レバ(藤田怜)コンビを冴嶋に仕向ける。
冴嶋とタラレバの苛烈な執筆合戦は、自身で立ち上げた劇団の脚本家を務める森家の次男・二郎(鷹松宏一)やその劇団員たち、そして銀行強盗犯・慶太郎(北代高士)の立て籠り事件に遭遇した警察官の三男・三太(松村泰一郎)をも巻き込み、大騒動へ。

二転三転する四つ葉の人生シナリオ。一平は四つ葉の運命を書き換えさせ、婚約者・イツキ(安達勇人)との幸せを成就させられるのか?
それとも「脚本(シナリオ)」には抗えないのか?それぞれの想いが折り重なって辿りついた結末は・・・。